薬学部(学部長:吉成浩一)と静岡県病院薬剤師会(会長:渡邉学)は、薬剤師の養成と地域医療への貢献を目的とした連携協定を締結し、6月9日、本学にて両代表者が協定書に署名しました。
静岡県の薬剤師数は、人口10万人あたり190.5人で、全国平均(202.6人)を下回っています(2022年現在)。特に病院薬剤師の不足が顕著です。厚生労働省が2023年6月に公表した「薬剤師偏在指標(都道府県?医療圏単位)」(注1)によれば、静岡県の病院薬剤師偏在指標は約 0.66、一方で薬局薬剤師指標は約 1.01となっています。薬局薬剤師指標は全国16位と比較的高い水準であるのに対し、病院薬剤師偏在指標は全国40位にとどまり、病院薬剤師の養成と確保が喫緊の課題となっています。
両機関ではこれまでも連携して薬剤師養成に取り組んできましたが、本協定により、薬学実務実習における相互協力や、医療薬学に関する情報交換、地域医療の発展に向けたさまざまな取り組みが、より組織的かつ継続的に実施される体制が整います。今後は、両機関が有する知見とネットワークを活かし、静岡県内外で活躍できる優れた薬剤師の育成と、地域に根ざした医療体制の強化を目指します。
具体的な連携内容については、随時協議を行い、必要に応じて覚書を締結しながら、実践的かつ実効性のある取り組みを展開していく予定です。
静岡県の薬剤師数は、人口10万人あたり190.5人で、全国平均(202.6人)を下回っています(2022年現在)。特に病院薬剤師の不足が顕著です。厚生労働省が2023年6月に公表した「薬剤師偏在指標(都道府県?医療圏単位)」(注1)によれば、静岡県の病院薬剤師偏在指標は約 0.66、一方で薬局薬剤師指標は約 1.01となっています。薬局薬剤師指標は全国16位と比較的高い水準であるのに対し、病院薬剤師偏在指標は全国40位にとどまり、病院薬剤師の養成と確保が喫緊の課題となっています。
両機関ではこれまでも連携して薬剤師養成に取り組んできましたが、本協定により、薬学実務実習における相互協力や、医療薬学に関する情報交換、地域医療の発展に向けたさまざまな取り組みが、より組織的かつ継続的に実施される体制が整います。今後は、両機関が有する知見とネットワークを活かし、静岡県内外で活躍できる優れた薬剤師の育成と、地域に根ざした医療体制の強化を目指します。
具体的な連携内容については、随時協議を行い、必要に応じて覚書を締結しながら、実践的かつ実効性のある取り組みを展開していく予定です。
調印後の渡邉会長(左)と吉成薬学部長
(注1)薬剤師偏在指標:ある地域の薬剤師数が、全国の標準(基準)に比べて多いか少ないかを示す「比率」。1より小さい場合は、薬剤師が不足していることを意味します。
【関連リンク】
静岡県病院薬剤師会
https://www.shps.jp(外部サイトへリンク)
(2025年6月17日)
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(2025年6月17日)